イノベーションユース
season2
10代の研究マインドを応援する育成型プロジェクト
「掘り下げてみたいテーマがある」「こんな社会課題を解決したい」
「こういう未来だったらいいのに」といったアイデアをお持ちの方も大歓迎です。
プロの研究者や教育関係者、企業経営者など多彩なメンターが、
みなさんの研究活動をサポートします。
What’s New
- 2024.3.19 : イノベーションユースseason2(2023年度)すべてのプログラムを終了しました
- 2024.3.17 : 「ファイナルラウンド」を開催し、表彰を行いました
- 2024.2.15 : イノベーションユースseason2、参加者募集を締め切りました
- 2023.12.10 : 組織委員会の大賀哲がJAAS教育対話促進プロジェクトのnoteに投稿しました
- 九州大学社会連携推進室のサイトでご紹介いただきました
- 九州大学アジア・オセアニア研究教育機構のサイトでご紹介いただきました
- 「日本科学振興協会 大阪・関西万博Project」の共創チャレンジに登録されました
研究者がメンターとなって
10代の研究活動に伴走
主役は研究に挑戦する10代の個人またはグループで、自らの興味関心や問題意識に基づく研究テーマでファーストラウンド(書類選考)にご応募いただきます。選考を通過した後はプロの研究者や教育関係者、実業家など多彩なキャリアを持つメンターが伴走し、セカンドラウンド(中間発表)やファイナルラウンド(最終発表)に向けて研究をブラッシュアップさせていきます。
イノベーションユースが育む「3O+i」
あらゆる事象は捉え方によって異なる表情を見せるものです。じっくりと観察したり視点を変えてみたり、過去や未来の姿を想像したり、多角的・多面的に「みる」ことで、いままでとは違う何かを見出すことができます。
「みる」ことで炙り出された課題や問題を深く掘り下げていきます。なぜそうなったのか、どうしてそれが問題なのか、こういった見方はできないかなどを考察し、仮説と検証を試みることで物事の本質に迫ることができます。
「ほる」ことで見えてきた本質を踏まえて、どうしたら解決できるのか、どうなることが理想的なのかを考えます。アイデアに行き詰まったら、もう一度「みる」「ほる」に戻ってみましょう。何度も繰り返すことでより良い解に近づくことができます。
人それぞれに価値観は違っても、誰もが幸せや生きがいを感じられる、より良い社会を望まない人はいないのではないでしょうか。無理をしたり頑張り過ぎたりすることなく豊かに暮らせる社会を一緒に創造してみませんか。
イノベーションユースseason2 参加方法
個人もしくは6名以下のグループでもご参加いただけます。
下記リンク先の応募フォームからエントリーしてください。
開催スケジュール
プロの研究者や実業家のアドバイスを受けながら、
セカンドラウンドやファイナルラウンドに向けて研究を進めていきます。
2023年 6月~ | オンライン説明会 ・アーカイブス(6月17日/7月8日/8月27日/9月9日/9月14日/9月23日) | |
9月3日(日) 9月15日(金) 9月25日(月) | ラウンドゼロ(参加希望者向け事前相談会) 研究テーマや応募フォームの書き方などについて、研究者や実業家などからなるメンターにご相談いただくことができます。 ※ラウンドゼロ参加の有無は選考に影響しません。 | |
8月1日(火)~9月30日(土) | ファーストラウンド(書類選考) 選考を通過した方には研究テーマなどを考慮し、メンターをご紹介します。メンターとの面談を通して研究をブラッシュアップさせ、セカンドラウンドに向けて準備を進めていただきます。 ※オンライン説明会およびラウンドゼロに参加していなくてもご応募可能です。 ※ご応募に際しては申し込みページの注意事項をご確認ください。 | |
11月25日(土)・26日(日) | セカンドラウンド(中間発表) オンラインで発表会を開催します。 参加者やオーディエンスの前で発表することも、ほかの参加者の研究発表を聞いたり質問したりすることも学びの1つです。両日ともフルで参加することをおすすめします。 ※セカンドラウンドから参加することも可能です。 | |
2024年 3月16日(土)・17日(日) | ファイナルラウンド(最終発表) オンラインで発表会を開催します。 ファーストラウンドやセカンドラウンドからの成長度合いや研究に対する姿勢などを総合的に勘案し、優秀者(優秀グループ)には賞状と記念品をお送りします。 ※ファイナルラウンドから参加することも可能です。 | |
イノベーションユースseason2 メンター
大賀 哲
九州大学/日本科学振興協会
パッションフルーツは好きですか?先日、奄美のものをいただきました。一見酸っぱそうな印象ですが、甘くて美味しかったです。しかし、食べてみないとこの美味しさには出会えません。「研究は好きですか?」という質問を考えてみましょう。「わからない」「自信がない」という答えが多いかもしれません。私もそうでした。でも、やってみないと「わからない」ままです。誰もが最初の一歩を踏み出すには勇気が必要です。皆さんの新しい一歩を踏み出すお手伝いができればと思います!
市川 顕
東洋大学 国際学部教授
考えるというのは、とても楽しい営みです。
問題が難しければ難しいほど、楽しさは増していきます。
身の回りの問題に気づき、それを解決するという、正解のない旅路を、みなさんとともに歩めればと思います。
市川 洋
海洋科学コミュニケータ
今の世の中、多くの人が「金だけ、今だけ、自分だけ」という風潮に惑わされ、自分を見失って、苦しんでいるように思います。
そうならないように、皆さんには日頃の活動の中で、いろいろな人と出会い、その人の思いを受け取り、理解する経験を通して、「広い心」と「豊かな想像力」を育んでほしいと思います。
イノベーション・ユースはその場の一つだと思います。
河上 薫
音楽家・Ensembleピアニスト、コンサート企画制作・コーディネート
幼稚園中退というスタートはまさに私にとっての「科学のスタート」でした。1人で昆虫や花や鳥や魚の細密画を延々と描き、毎日図鑑や百科事典を眺めて読んで、当時最先端のエレクトーンという楽器と古くからあるピアノという楽器を弾き、色彩や音の響きの違いを自分なりに受け取り分析する子供でした。 「愉しい」や「知りたい」がいつか未来に役立つかも、とぼんやりしつつも長年思ってきました。 未来の社会を作るのはいつの時代も「若い人たち」です。 きっと愉しいことがいっぱいです!
岸村 顕広
大学教員
自分が10代の頃、まず小学校の先生の影響で科学に興味を持ち、次に中・高で化学部に入りました。部活で化学の勉強は深められても、「研究」が具体的に何なのかつかめず、大した成果もあげられずに悔しい思いをしました。何とか世の中に成果を残したいと大学でリベンジし、結果、「研究」を身体で覚えました。そうして覚えたことをIYで伝えたい。10代で「研究」を身に染みて体験する機会は少ないです。是非、IYにチャレンジしてください!
黒ラブ教授
大学の先生芸人、国立科学博物館認定サイエンスコミュニケータ
初めまして。好きな四字熟語は微分積分です。
みんな!とりあえずやろーと思えたら、トキメキです★考えず、スタートしてみてね♪
「研究」で培う力は、これから先のいろんな人生できっと役だつから♪無駄だと思ってもやってみて。
無駄が実はとんでもなく大事だから♪
無駄を選べ!経験を血となり肉にして様々な事に応用して楽しめ!
あっ!あなたが将来成功したら、僕に100円恵んでください(笑)
佐伯 恵太
俳優・サイエンスコミュニケーター(フリーランス)
研究とは、多大な時間を要する営みです。
コスパやタイパという言葉が流行している今、なかなかハードルの高いものに感じられるかもしれません。しかし、一度でも自分が「没頭」できる何かを見つけられたなら、そこに費やした時間はかけがえのない財産になります。
まずは何事も、飛び込んでみることが大事です。
挑戦したい気持ちが少しでもあれば、ぜひその気持ちを大切にしてあげてください!
下平 剛司
事務・シチズンサイエンティスト
ぼくは高校を卒業してからまだ10年経っていないですが、つい最近のことのようにも遥か昔のことのようにも感じます。みなさんがこれから過ごす時間は、そういう時間です。みなさんにはこの先、多くの選択の機会が訪れます。その選択をより納得できるものにするために、思う存分自分自身と向き合ってください。イノベーションユースを通してみなさんが自分自身と向き合い、成長していく様子が見られることを楽しみにしています。
林 愛子
会社経営
研究と言われると、なんだか難しそうな印象を受けませんか。何から始めたらいいのか、どうやって進めたらいいのか、誰に聞けばいいのか、どこを目指せばいいのか……考えれば考えるほど堂々巡りになってしまいそうです。
そんなときは自分以外の誰かの視点が大きな助けになります。薄暗いトンネルでもぽっと明かりが灯れば勇気が出ますよね。イノベーションユースを通して、10代のみなさんの研究活動に明かりを灯すことができれば幸いです。
馬場 基彰
大学教員
なんのために生まれて、なにをして生きるのか。
なにが君のしあわせ、なにをしてよろこぶ。
ご存じ、アンパンマンのマーチの歌詞です(作詞:やなせたかし)。いまいちど、自分がなにを欲するのか見つめ直してみましょう。好奇心でも、お金でも、名誉でも、家族でも構いません。みなさんがなにをすべきか、みなさんの心の中にヒントがあるはずです。
日野 真子
コンサルタント
知りたい事があればWebで数秒、簡単に調べられる時代になり、自分が10代だった頃とは環境が全くと言っていいほど変わり、便利になったのは良いことですが、調べたそのあと、そこから1歩踏み出すことは時代が変わっても難しいことのひとつです。イノベーションユースへの参加が誰かの0.1歩になり、プログラムが終了する頃には実りある1歩になっていれば良いな。と思っています。一緒にがんばりましょう!
森 真由美
イラストレーター
世の中に疑問はありませんか?
そんなものかと無理やり自分を納得させている事、くだらないと思っているのに気になって仕方がない事、10代だからこそ感じる疑問は、研究の種そのものです。どんな芽が出てくるかは、種をまいてみないとわかりません。まずは、皆さんが持っている疑問を、イノベーションユースという畑に撒いてみてください!
森田 泰暢
福岡大学/一般社団ヒマラボ
私はもともと理系(食品科学)の分野で研究していましたが、今は文系(経営学)の分野に変わりました。イノベーションには理系文系どちらからのアプローチも重要です。自分が好奇心を抱いている領域が文系的だろうが理系的だろうが、内なる思いを大事にして、ぜひ参加してみてください。迷ったらGOです。走り始めればもう、何かが変わる音がします。皆さんのアイデアをとても楽しみにお待ちしています。
山田 祐樹
大学教員(九州大学)
実は私,研究が好きです。
応募されたみなさんも絶対研究が好きなんだと思います。
自分と同じものを好きでいてくれてとても嬉しいし,同じ話で盛り上がれるのが楽しみです。
年齢や経験とかはこの際忘れて,一緒に楽しみながら未来を創りましょう。
吉井 美奈子
大学教員(武庫川女子大学)
10代の頃は、研究や探究より、目の前の受験や日々のテスト勉強のことばかり考えていたように思います。
勉強は苦手でした。大学や大学院で「研究」というものを知り、「自分が知りたいこと、やりたいことの為の”学び”や”考えること”って、なんて楽しいんだ!」と思うようになりました。10代の頃に「研究」を知っていたら、もっと前向きに勉強していたかもしれません。
是非、「研究」の楽しさを知ってください。
FAQ
このほかに疑問点などありましたら、お気軽にメールでお問い合わせください。
無料です。
ただし、研究に必要な資料や資材などはすべて参加者にご負担いただきます。保護者や教員とご相談ください。
できます。イノベーションユースは10代の個人または6名以下のグループで参加可能です。
小学生の場合は保護者の方の同席が必要です。
大学生や高専生の場合は研究室に未所属の方のみ応募可能です。
大丈夫です。研究テーマがまだ決まっていない場合でも「こんな社会課題を解決したい」「これについて掘り下げたい」などのアイデアがあれば応募可能です。プロの研究者や教育関係者、実業家など多彩なキャリアを有するメンターが、皆さんの研究活動をサポートします。
大丈夫です。ただし、学校のカリキュラムや部活動の一環として取り組んでいる場合は教員に、共同研究者や一緒に研究しているパートナーがいる場合は関係者にご相談のうえ、お申し込みください。
不要です。研究を円滑に進めるために提出していただくことは可能ですが、それらの書類がなくても問題ありません。
また、どんなサポートを受けられますか
イノベーションユースにはプロの研究者や教育関連の仕事に従事している人、企業経営者、音楽家など、多彩なキャリアを持つ人材が在籍していますので、みなさんの研究テーマや課題感などを踏まえて適任と思われるメンターをご紹介します。
メンターとはオンライン面談やメールでコミュニケーションを取ってください。論文や資料の探し方、アンケートの取り方などの具体的な質問だけでなく、どのようにして研究を進めていけばよいのか、どうしたらテーマをもっと深く掘り下げられるのかといった相談も可能です。
イノベーションユースは研究成果を競うコンテストではありません。プロジェクトを通して研究内容が進化し、参加者の研究マインドが育まれることを重視します。
はい、できます。ファーストラウンドに参加できなかった方は、セカンドラウンドやファイナルラウンドへのご参加をご検討ください。
> セカンドラウンドから参加する場合は、セカンドラウンドで発表し、当日の参加者やメンターからのフィードバックを得ることができます。また、セカンドラウンド終了後からファイナルラウンド開催前までメンタリングを受けられます。
> ファイナルラウンドから参加する場合は、ファイナルラウンドで発表し、当日の参加者やメンターからのフィードバックを得ることができます。
お問い合わせ・取材申込み
innovation_youth(at)jaas.science
(at)を @ に置き換えて送信してください
主催: | イノベーションユース組織委員会・日本科学振興協会 |
共催: | 九州大学アジアオセアニア研究教育機構文化変動クラスター 九州大学社会連携推進室科学コミュニケーション推進グループ 福岡大学商学部シチズンサイエンス研究センター |
協賛: | 株式会社ベネッセコーポレーション Global Learning Center |
協力: | 文部科学省 トビタテ!留学 Japan 政治社会学会 株式会社QueeenB |