こども向けイベントでの出展

こんにちは。第3期理事の宮原です。

2024年12月8日日曜日、こども向けイベントにJAASとして小さい規模ではありますが出展させていただきましたので、ご報告いたします。

お邪魔したのは、スターライトクリスマス2024in池上会館というイベントです。東京都大田区でこども食堂やこども向けイベントを運営している、おとな&こども・ほっとネットさん主催で、こども達が自分の意思で楽しむことをとても大切にされています。

例えば、ハンドメイドものづくり体験のブースが多いのですが、「なるべく急がせないで」「なるべくやり方に口を挟まないで」ということがまず出展者の説明会で伝えられます。参加者は幼児から小学校低学年が多いイベントで、大人が良かれと思ってあれこれこまかな指示を出すと、楽しくなくても従ってしまうのですよね。重要な注意事項だと思いました。

そんな説明会を経て、どんな内容で出展しようかと考えていたところ、重曹とトリートメントを混ぜるとひんやり冷たくなって雪遊びのようになるよ~という遊びをネットで見つけました。

これは、絶対喜んでくれる!とすぐに決めて、ただ、せっかくですから、もう少し理科実験のようなひとひねりが欲しいと思い、クエン酸と水を後から足してみるという工程も加えました。

タイトルは、「雪遊びで実験?!」です。

しっとり冷たい雪で少し遊んだ後、その雪がブクブク泡立つのです。トリートメントが混ざっていることにより、その泡もなかなか消えず、ムクムクと盛り上がってきます。そして、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、重曹、クエン酸と水を混ぜたものは泡立つだけでなく、触ってすぐわかるくらい冷たくなります。

では、イベント当日、参加者の反応はどうだったと思いますか?

予想通り、参加者全員、満面の笑顔でした!

この温度の下がりように、そばで見ていた大人達も目を丸くしていました。混ぜる前の水はもちろん常温なので、さわって比べてもらうと、全員「えー!こんなに?!」と思わず声が。

「きゅうねつはんのうっていうよ」とひらがなで書いた簡単な説明書を配り、実験終了です。30セット用意して、完売でした。

「家でもやってみる」「友達とやりたい」という感想を言ってくれるこどもも多数いて、大成功と言える出展になりました。混ぜると変化がおこる、よ~く見ると何かに気づく、仮説を立ててやってみる、など科学の1歩目を楽しく提供できたのではないかなと思います。

今後も、科学ファンを増やすべく、色々なところにお邪魔しようと思います!

文:宮原聖子

この記事を書いた人

日本科学振興協会(JAAS) 広報

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