【実施報告】 もっと、JAAS を!第1回 「学生アイデアファクトリー」

■実施概要
日時:2024年12月19日(木)19:00~20:00
対象:テーマに興味にある方はどなたでも参加できます
定員:100名(先着順):オンライン
■アジェンダ  
① 開始の挨拶、日本科学振興協会の活動とは
② 学生アイデアファクトリー
③ 質疑応答
④ 終了の挨拶、告知

こんにちは!今回は、JAASの多彩な活動をもっと知っていただき、科学振興に関心のある仲間を増やすことを目指した新企画「もっとJAASを!」第1回の活動報告をお届けします。今回は「学生アイデアファクトリー」についてです!

このイベントの背景

NPO法人設立以前の日本版AAAS設立準備委員会時代には随時活動紹介を行なっていましたが、JAAS設立後に具体的な活動を発信するのは今回が初めてでした。記念すべき第1回では、JAASが民間主導で持続可能な科学振興団体として、複数にまたがる分野や組織との連携をとり、対話を通じて科学の未来を支えていること、そして今後も成長していくという姿勢が、代表理事の北原から力強く語られました。さらに科学に関心がある方々へ、参加の呼びかけが行われ、熱い思いが伝えられました。続いて、同じく代表理事の深澤から「学生アイデアファクトリー」の具体的な活動内容が紹介されました。

学生アイデアファクトリーとは?

2023年より実施している学部生等を対象にした取り組みです。科学への夢や独創的な研究アイデアを育み、日本の科学を元気にする次世代の担い手を育成、応援することを目的としています。
大学1~2年生相当で自主研究に取り組む学生(高専等を含む)にとって、自らの研究を発表し、同世代の学生とディスカッションできる機会が少ない現状を受けて立ち上げました。若い世代が研究に対する情熱を持ち続けられるようサポートしています。

協力体制も充実!

主催のJAASをはじめ、学生自主研究推進機構(SINAPS)や筑波大学発ベンチャー企業等が協力。内閣府、経済産業省、文部科学省、科学技術振興機構(JST)が後援につき、多くの協賛企業に支えられ、盤石な体制で運営されています。

プログラムの流れ

「学生アイデアファクトリー」は以下の3ステップで進行します。

1.サマーキャンプ(2泊3日):合宿型のワークショップで、研究アイデアを発表し、参加者同士で交流します。さらに、アイデア創出の経験を積みます。


2.アクセラレーションプログラム(約2ヶ月):アイデアを磨いたり、プレゼンテーションを学んだり、様々な取り組みを通して参加学生の成長を促します。

真夏の交流会』@東京エレクトロンにて

IBM Innovation Studio 見学会にて


3.ファイナルプレゼンテーション:選抜者(ファイナリスト)が一般聴衆や審査委員の前で研究アイデアを発表します。また参加学生全員によるポスターセッションを実施します。さらに優秀者を表彰し、研究奨励金など副賞を贈呈します。

東京・日本科学未来館にて

参加者の学びと成長

このプログラムを通じて、参加者は研究アイデアをブラッシュアップし発表することで研究アイデアを深化させます。また、他分野の学生や専門家との交流を経験します。科学技術行政を担う官僚や企業の研究マネージャーなど大学生の日常生活にはない交流や意見交換を通して広い視野を獲得します。さらに、自主研究に取り組む学生同士のネットワーク(横の繋がりと縦の繋がり)を得ることができます。

参加者からは、
「同じ志を持つ仲間との交流で安心感が得られた」
「アイデアを磨き上げるプロセスで研究へのモチベーションが高まった」
などの声が寄せられ、参加満足度も高い、充実したプログラムとなっています。

詳細は学生アイデアファクトリーのホームページをご覧ください。活動の様子や成果を動画でも紹介しています。 https://si-fa.net/

JAASでは今後も定期的に活動を発信していきます。ぜひ、みなさんのご参加をお待ちしています!

文責:北原秀治

この記事を書いた人

日本科学振興協会(JAAS) 広報

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