こんにちは。第3期理事の宮原です。2025年6月14日日曜日、こども向けイベントにJAASとして小さい規模ではありますが出展させていただきましたので、ご報告いたします。
ワークショップ風景




スターライトクリスマス2024in池上会館というイベントでもお世話になった、おとな&こども・ほっとネットさん主催で、こどもデザインフェスタが開催されました。場所は、大田区産業プラザPiO、京急蒲田駅前の広いホールを借りての実施でした。
こどもが主体的に楽しめることを大切にしている企画で、「なるべく急がせないで」「なるべくやり方に口を挟まないで」ということがまず出展者の説明会で伝えられます。
JAASでの出展は、2月にこども食堂あゆみさんで実施した万華鏡をつくる工作にしました。今回のデザインフェスタのテーマが「虹」ということで、ちょうど良い企画でしたのでそのまま活用し、その時と同様にJAAS理事の馬場さんにもご協力をいただいて透明の材料が色とりどりの万華鏡になる不思議な工作を楽しみました。
【工作手順】
- キットの説明書き通り、万華鏡を組み立てる。
- 丸く切ったプラ板にセロテープを自由に巻き付ける。
- ②を偏光フィルムで挟み、万華鏡のケースに入れる。
- 覗いては、万華鏡をゆらし、また覗くを繰り返す。
この工作の面白いところは、透明のプラ板に、透明のセロテープを巻き付けて、黒い半透明の偏光フィルムで挟むと、赤や青、黄色、紫、ピンク、水色・・・と色とりどりの模様が突然見えるところにあります。
綺麗な万華鏡が出来上がったときの感動と、おもわずこぼれる「え?なんで?」という感覚を楽しんでもらった後、科学で解説し、後ろで見守る保護者の皆さんも感嘆の声を漏らすという、提供している側も手ごたえを感じる瞬間が何度もありました。

こども達に配布した解説書
解説書にある通り、光の向きを利用した工作遊びなのですが、科学的に説明しようとするといくつもの要素が合わさって起こる現象で、専門家であればあるほど、説明に苦戦します。正しく、わかりやすく何とか伝えたいと科学者が一生懸命説明すると、幼いこども達もわからないながらも一生懸命説明を聞いてくれます。心が確かに通う瞬間があるのです
他のブースの方から、「人気でしたね~!作り終わった子たちが、凄く自慢げに見せてくれましたよ~!」と好評だったことも伝えられ、科学振興に少しばかり貢献できたのではないかと思っております。
こういった科学的な遊びを行うとこどもだけでなく大人も驚かれることが多いので、親子でまとめて科学の面白さを感じてもらえる時間となります。 今後も、科学ファンを増やすべく活動してまいります。
文責:宮原聖子