博士の活躍の場はここにも!JAAS「博活」シリーズ連載中

博士のキャリアというと、博士人材としてどのようにキャリアを歩むかなど、キャリア構築の視点でのアプローチは多々ありますが、JAAS社会連携ワーキンググループでは、組織側からの視点で「博士人材をどのように活用するか」を考え、その事例を紹介する連載企画「博活(博士活用バイブル)」(通称:はかかつ)をnoteにて発信しております。

本企画では、さまざまな分野で博士人材がどのように評価・採用・配置され、活躍しているのかをインタビュー形式でお届けしています。

2025年春から夏にかけて、以下の4本の記事を公開いたしました。

《導入編》博士人材の「活かし方」って?

企業をはじめとする多様な組織での博士人材の活用を促進し、産業界のイノベーションと競争力強化を目指し、この活動を始めています。多様な組織・大学・博士人材間の理解と連携を深める環境整備に役立つことを目指しています。

《第1回》コンサルティング企業:博士の“思考力”に期待

あるコンサル企業では、特定の専門知識のマッチングよりも、仮説検証能力やトレーニング経験を活かすことで博士のポテンシャルを発揮。

評価されるのは「試してみたい」という意欲や、自発的な行動力。博士ならではの資質がコンサル現場で輝いています。

《第2回》ベンチャーキャピタル:サイエンスの深さが武器に

Beyond Next Venturesでは、博士人材を戦略的に新卒採用し、高待遇で迎え入れています。

サイエンスの深い理解がVC業務に直結。インターンを通じた適性見極めや、専門知識を越えた実務能力が重視されます。

《第3回》企業研究所:博士が“当たり前にいる”職場とは?

NTT物性科学基礎研究所では、新卒採用の約90%が博士。

博士には早期から研究テーマの企画を任せ、研究職のキャリアとして「フェロー」「特別研究員」等の選択肢も用意。

国際会議主催や大学連携など、博士が自らの専門を深めつつ社会とつながる環境が整っています。

本企画を通じて、博士人材がさまざまな業界、職種、領域で組織・事業の成長に貢献し得ること、そして企業や組織の工夫次第でその力を最大限に引き出せることを多くの方に知っていただければ幸いです。

今後も、博士と社会をつなぐ情報発信にご期待ください。

社会連携WG 担当:高橋、天野、飯島、馬場、深澤