2026年2月22日、NPO法人日本科学振興協会(JAAS)は設立4周年を迎えました。これを記念し、2月26日にオンラインで4周年記念イベントを開催しました。本イベントは、単なる周年記念にとどまらず、JAASが次のステージへ進むための節目として企画されたものです。当日は、設立からこれまでの活動を振り返りながら、今後の組織の方向性や運営のあり方について、会員同士で共有し、意見交換を行いました。特に、2026年7月に発足予定の第4期理事会を見据え、これまでの活動報告に加えて、次期体制の構築に向けた基盤づくりについても議論が行われました。JAASのこれからを考える場として、活発な対話が交わされる機会となりました。
日時:2026年2月26日(木)19:00〜21:00
場所:オンライン(Zoom)
アジェンダ:
1) はじめに 代表挨拶
2) JAAS設立からの振り返り
3) 2025年の振り返り〜今後へ
4) フューチャーセッション:「これからのJAASを考えよう」
5) まとめ
参加人数: 35名
設立からの歩みと2025年の活動
JAASは2021年11月の発足以来、科学振興に関わる多様な人々が集い、対話と協働を生み出すプラットフォームとして活動を続けてきました。2025年度は、これまでの取り組みをさらに前へと進める一年となりました。日本科学未来館で開催された「年次大会2025 in サイエンスアゴラ」のシンポジウムでは、「科学への信頼」や「研究力の再生」といったテーマに正面から向き合い、活発な議論が行われました。また、若手研究者の主導的な活動をはじめ、中高生・大学生、そして博士人材の活躍を支援する多彩なプロジェクトや企画も実施しました。さらに、メルマガやブログを通じて活動の発信を継続するとともに、運営面では外部委託による業務効率化や会費回収率の改善など、組織基盤の強化にも取り組みました。こうした活動の広がりとともに、持続可能な体制づくりや運営負担の分散といった次の課題も見えてきています。ビジョンタスクチームからは、研究環境の改善や情報共有の強化など、JAASの未来に向けた重要な論点が提起されました。

フューチャーセッション:「これからのJAASを考えよう」
後半では、少人数グループに分かれたフューチャーセッションを実施しました。
グランドルールを以下のように定め、「JAASは何をすべきか」ではなく、「自分は何ができるか」という視点で対話を行いました。
・主語を「私」にすること
・未来志向で語ること
・他者の意見を否定しないこと


各グループからの発表では、持続可能な運営構造、情報共有のあり方の再設計、科学の価値の再定義、若手参加の導線づくり、継続的な対話の仕組みづくりなど、多角的な視点からさまざまな提案が共有されました。これらはいずれも、JAASがこれから先の活動をさらに発展させていくために、今後強化していくべき点や新たな可能性に気づかせてくれるものでした。

Next Step「第4期理事会発足にむけて」
今回のイベントは、これまでJAASの活動に関わってきた人たちが、肩の力を抜いて率直に意見を交わすことのできる場となりました。ご参加いただいた皆さまに、心より御礼申し上げます。
イベントの最後には、2025年度総会を5月8日に開催する予定であることが共有されました。理事会では、今回の議論やビジョンタスクチームでの検討内容を踏まえ、会員の皆さまに向けて第4期理事会の組織体制に関する提案をまとめていく予定です。本イベントのアーカイブ動画などは、Slack(#jaas_公式アナウンスチャンネル)で共有しています。会員の皆さまはぜひご覧いただき、感想やご意見をお寄せいただければ幸いです。
JAASはこれからも、多様な立場の人々が科学の振興について対話し、行動へとつなげていく場として活動を続けてまいります。引き続きご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
文責:北原秀治
