日本科学振興協会(JAAS)社会連携WGでは、「2040年の研究人材育成事業・研究発表シンポジウム」(略称:イノベーションユース2040)を以下の要領で開催いたします。奮ってご参加いただければ幸いです。
※2022年12月1日 「ドラフト」「説明会」について追記し、「イノベーションユース組織委員会」の内容を訂正しました。
概要
日本の研究力・科学力が落ちているといわれています。本事業では、将来の日本を担う若者が科学に魅力を感じ、科学・研究を通じてより良い世界を作れるように、中高生・大学生など10代の若者が研究発表を行い、議論をするための場を作って行きたいと思います。SDGsの目標達成の10年後である2040年をターゲットにして、科学や研究を手段としてSDGsの10年後にどのような世界を作りたいのか、そのアイデアを公募します。
類似の試みは数多くありますが、本事業ではとくに、①特定分野の専門家の卵を育成するのではなく複数の分野を横断する機会の提供、②地理的・経済的要因によってアクセス困難な地方の若者に機会を提供することを目的として、研究アドバイザーによる研究相談や研究をバックアップする体制を整え、③問いを立てる・仮説を立てる・仮説検証・探索的な仮説創造などのリサーチ・マインド/リサーチ・カルチャーの育成を主眼としていきたいと考えています。
主催
日本科学振興協会(JAAS)
協力
九州大学アジア・オセアニア研究教育機構 文化変動クラスター
募集内容
SDGsの10年後にどのような世界を作りたいのか? 研究や科学によって社会的課題を解決する提案を募集します。とくに以下の点にご注意ください。
【研究や科学】
ここでは、何らかの問い(課題)を立て、体系的な方法に基づいて、その問いに答えを与えていく営みを「研究や科学」と呼んでいます。この定義には自然科学だけでなく、人文・社会科学や芸術などの領域も含まれます。
【社会的課題を解決する】
必ずしも短期的な成果を求めているわけではなく、中長期的に課題に取り組んでいく、状況を改善することも含めて「社会課題の解決」と呼んでいます。
(例)化石燃料に依存しない新しい再生可能エネルギーの活用方法を提案する
(例)少子高齢化を解決するための政策や制度設計を提案する。
(例)医療格差を解決するための遠隔医療の活用、制度設計を提案する。
(例)外国人などとの共生を図るための対話方法を提案する。
【提案】
厳密な意味での「実証」や「証明」を求めているわけではなく、たとえアイデア・ベースのものであっても、課題解決の方向性が示されていればその点を評価します。
応募方法
応募資格
12歳以上20歳未満のすべての個人またはグループ
- グループ応募の場合、グループの上限は6名とします。
- 何らかの事情で学校教育法の定める学校に在籍していない方も応募できます。
- 大学生で応募する場合は、研究室配属前の学生に限ります。
- 国籍不問ですので外国人の方もご応募いただけます。但し、審査・発表は日本語で行われますのでご留意ください。
締切
2023年1月13日(金)※ファーストラウンド
ドラフト
希望者は、本申請の前にドラフトを組織委員会に送りコメントを求めることができます。詳しくは以下をご覧ください。
https://forms.gle/Y7UfMvKYGEpU8cQW9
説明会
また、下記の日程で説明会(Zoom)も開催予定です。奮ってご参加いただけましたら幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。
12/3(土) 11:00〜12:00
12/11(日) 13:00〜14:00
12/18(日) 11:00〜12:00
説明会のお申込みはこちらから
https://forms.gle/JHfkWoZn8voRejAM9
スケジュール
①ファーストラウンド(2023年1月13日(金)書類提出〆切)
2022年11月21日(月)応募受付開始
※この間、説明会を複数回開催予定です
※応募予定者は組織委員会にドラフト送ってコメント求めることができます
②ファーストラウンド結果発表(2023年1月23日(月)頃)
書類選考(ファーストラウンド)結果発表・研究アドバイザーリスト公開
※セカンド・ラウンドに向けて説明会を開催します
※ファーストラウンド通過者は、組織委員会を通じてアドバイザーにコンタクト・研究相 談ができます。
③セカンドラウンド(2023年2月18日(土)19日(日)23日(木・祝)の中から選択)
※セカンドラウンド通過者は、ファイナルラウンドに向けてアドバイザーに研究相談ができます
④ファイナルラウンド(2023年3月21日(火・祝))
賞
●最優秀賞
●優秀賞
●審査員特別賞
●中学生特別賞など
著作権の扱い
- 応募作品に関する著作権(著作権法第27条および第28条に規定する権利を含む。以下同じ)は、応募者に帰属します。
- ただし、イノベーションユース組織委員会および主催団体は、応募作品の全部または一部(要約を含む)を、ホームページまたは紙媒体への掲載、その他の方法により使用できるものとします。
イノベーションユース組織委員会
大賀哲(日本科学振興協会/九州大学)
小野悠(日本科学振興協会/日本学術会議若手アカデミー/豊橋技術科学大学)
北原秀治(日本科学振興協会/東京女子医科大学)
河上薫(日本科学振興協会)
岸村顕広(日本科学振興協会/日本学術会議若手アカデミー/九州大学)
下平剛司(日本科学振興協会)
清野聡子(ユース水フォーラム/九州大学)
西山哲朗(静岡聖光学院中学校・高等学校/クリムゾングローバルアカデミー))
細田満和子(日本科学振興協会/星槎大学)
森田泰暢(日本科学振興協会/福岡大学)
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