第5回公開研究会(2月19日)のお知らせ

日本科学振興協会(JAAS 旧・日本版AAAS設立準備委員会)では、本会のミッションに関連するテーマ(科学技術政策、文理融合連携研究、研究不正、若手研究者問題、非営利組織のガバナンス等)で、会員の枠にとらわれず、誰でも参加できる公開研究会を開催させていただいております。

第5回公開研究会は科学教育をテーマとして、理科教育学の観点から科学をどのように教えるのかについて議論を深めていきます。

第5回公開研究会

【日程】
2月19日(土)13:00-14:30

【場所】
Zoom開催

【テーマ】
科学教育

【司会】
片桐究(東北大学・特任助教)

【報告者】
雲財寛(日本体育大学・助教)「「科学とは何か」をどのように教えるかー理科教育学の視点からー」

【プロフィール】
2012年広島大学教育学部卒業。2017年広島大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。現在、日本体育大学大学院教育学研究科助教。専門分野:教科教育学、科教育学、科学教育。

【概要】
日本の小学校や中学校の理科カリキュラムにおいて、物理学、化学、生物学、地球科学などの自然科学そのものの学習内容は規定されているものの、「科学とは何か」に関する学習内容は規定されていない。一方、海外の理科カリキュラムにおいて「科学とは何か」に関する学習内容は「Nature of Science(NOS)」という名称で規定されている。様々な先行研究から、日本においてもNoSを導入した理科カリキュラムを検討する必要性が指摘されているものの、いまだ導入にいたっていないのが現状である。このようなNoSに関する研究は、概念の規定、各国のカリキュラムの特徴、子供・教師の認識の実態、指導法の開発など、様々な観点から研究が行われている。本公開研究会では、NoSに関する理科教育学の知見を紹介し、「科学とは何か」をどのように教えるのかについて議論する。

【討論】 
松山奈穂子(社会連携WG)

【タイムテーブル】
13:00~13:05 冒頭あいさつ
13:05~13:40 報告
13:40~14:00 パネルディスカッション
14:00~14:30 Q&A

参加を希望される方は必要事項を記入の上、お申し込みください。

  • 氏名とメールアドレス以外のすべての項目は任意です。当日の運営の参考にさせていただきますので、可能な範囲でお答えいただければと思います。
  • ZoomのURLについては、後日メールにてご連絡をさせていただきます。
  • 研究会についてのお問い合わせは下記担当者までお願いいたします。

公開研究会担当(大賀哲・片桐究)
toruoga0916@gmail.com

この記事を書いた人

日本版AAAS設立準備委員会

日本版AAAS設立準備委員会

設立準備委員会は、対話を通じた科学技術の振興を目指す有志によって運営されています。分野、組織、職種・職階、世代の垣根を超えて誰もが参加することができ、未来へ向けた自由闊達な意見・情報の交換が促進されるよう、運営の理念として「多様性の尊重」、「科学の尊重」、「民主的な運営」の3つの柱を掲げています。