企画の１年：日本版AAAS設立準備委員会運営会議から日本科学振興協会（JAAS）理事会へ

投稿日 2022年3月23日
更新日 2022年5月8日
著者 JAASブログ担当
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2021年2月1日に正式に発足した「日本版AAAS設立準備委員会」ですが、必要な多数の文書を整え、2021年12月1日に東京都へNPO法人設立を申請することができました。これに伴い、12月14日、JAAS準備理事会において、以下のような議案が承認されました。

JAASへの企画の移行「日本版AAAS設立準備委員会で承認された企画の扱いについて」一括してすべてをそのまま移行する。

2022年2月9日には東京都から日本科学振興協会（JAAS）として、NPO法人設立の認証を受け、2月22日には東京法務局で登記を行っています。これにより、日本版AAAS設立準備委員会で企画提案書を提出し運営会議で承認された企画については、それぞれについて再検討し移行することは行わず、「一括してすべてをそのまま移行する」ことになりました。

ここでは、日本版AAAS設立準備委員会運営会議関係の企画とJAAS準備理事会で扱った企画のリスト（下記）を紹介しておきたいと思います。

企画とは？

さて、「企画」とは、これまでの企画リストと図をご覧になるとわかるように、JAAS内に設置されたワーキンググループ（WG）、ユニット（UNIT)、プロジェクト（PJ）、理事会といった組織が単独あるいは共同して提出する開催イベントや具体的な活動内容のことです。WG、UNIT、PJといった組織が、それぞれ「商店街」「商店街に所属するお店」「商店街にない独立したお店」ということですと、企画はそれぞれの店が扱う「商品」に相当するものです。企画は、JAASの活動が具体的に見える部分となっているわけです。

図）WG、UNIT、PJ、企画のコンセプト

企画にはさまざまなタイプのものがあります。なお、タスクチームは、今後、新しく設けられる仕組みで、理事と会員を構成員として、理事以外の会員の意見を特定の課題の運営に取り入れる組織となります。

企画提案

日本版AAAS設立準備委員会では、設立当初、企画のコンセプトがうまくまとまっていなかったということ、またその提案方法も統一されたものがなく、それによる混乱も見られました。この経験から、JAAS準備理事会では「企画」のコンセプトをはっきりとさせるとともに、企画の提案方法や承認方法についても整理してきました。WG、UNIT、PJ、理事会などの既存組織の活動を通じて、JAAS準備理事会の企画担当が設けた「企画提案窓口」から、スムースに企画を提案する仕組みができています。

これらのお店とは直接関係ない有志という立場でも企画という「商品」を創ることができます。このために「企画提案窓口」には、事前相談や企画提案の支援を行う機能を設けております。JAAS内にある既存の活動との調整なども必要になることもあります。WG、UNIT、PJといった組織を利用せず企画をご提案する場合は、本格的に企画を考える前に、必ず事前相談を受けていただければと思います。

これからJAASの会員になられる方は是非「企画提案書」や「企画提案窓口」を利用して、JAASの発展に参加していただければと思います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　企画担当理事