JAAS一周年のご挨拶

日本版AAAS検討会から設立準備委員会へ、そして2022年2月22日にNPO法人日本科学振興協会設立となり、もう1周年。まさに” Time flies.”というべきでしょうか。
多様性、包摂生、衡平性を大切にしているからこそ、時間はかかるかもしれませんが、一歩一歩前に進んでいるのを、代表として実感しています。
あらゆる人々と対話を重視しながら「日本の科学を元気にする」、まだ出向したばかりの船ですが、この共通の目的に賛同し、一緒に乗船してくださる仲間も随時募集しています。
次の一年も、JAASが大きく羽ばたく年になると信じて、引き続きご一緒に、そして応援していただければと思います。NPO法人日本科学振興協会設立1周年ありがとうございます!

(代表理事 北原秀治)

JAASがNPO法人としてスタートを切って早一年、もう一年!
組織として両足で立ち上がり、歩み始め、視界を広げ、体験を積み重ね、学習し、それを糧に体力を増強してきた一年だったと感じます。またJAASの中で、そして外部組織との連携の中で、多くの方々と出会い、協働し、共に仕掛け、共に悩み、共に感動し、共に楽しむことができた一年でもありました。
さて科学を取り巻く環境は劇的に変化しています。いわゆるデジタル化(DX)、中でも人工知能(AI)の活用は、日々の生活に浸透し、科学においても、知識を生み出す研究の作法、知識の活用の仕方、更には研究のアイデア探しにまで、その影響が及びつつあります。
また、科学は人類の共有財産という認識から、科学の営みはオープンであるという前提で進められてきましたが、昨今の欧米の科学技術政策をウォッチすると、知識の共有に制約がかけられる、研究の枠組みに新たな条件が課せられるといったケースが垣間見られるようになってきました。
このような状況にあって、科学に対する様々な声を集め、意見を交わし、再認識するのが「JAASの出番」であり、共に行動することの重要性をひしひしと感じております。
今年の10月に、JAASの輪をさらに広げ、「日本の科学を、もっと元気に!」を実践していくため年次大会を企画しております。詳細の発表まで、楽しみにお待ちくださいますよう、またご協力のほどよろしくお願いいたします。

(代表理事 原山優子)

この記事を書いた人

日本科学振興協会(JAAS) 広報

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