JAASキックオフミーティング 「みんなで作る」ポスター発表とは!?

皆様、こんにちは。佐伯恵太です。日本科学振興協会(JAAS)のキックオフミーティングでのポスター発表「SNSを使ったサイエンスコミュニケーションにおける試行錯誤」についてお話させていただきます!

こちらのブログは全三回となっておりまして、前回のブログはこちらからご覧いただけます。JAASって何?キックオフミーティングとは?ポスター発表?という方は、ぜひ前回のブログをご覧ください。

さて、このポスター発表は、俳優・サイエンスコミュニケーターとして活動している私、佐伯恵太と、学術系VTuberとして活動している高遠頼さん、北白川かかぽさん、KIWAMUさんによるものです。

非研究者とVTuberによる発表というところもさることながら、実はもう一つの特徴があります。それは「参加型のポスター発表」であること。今回はそれぞれの発表内容とともに、参加型とはどういうことなのか?ということについてご紹介いたします!

◎高遠頼さんのテーマ

「今からできる!Twitterを活用した科学者、サイエンスコミュニケーターの情報発信 Twitterの試行錯誤の例」

生命科学の研究者として企業に従事する傍ら、Twitterでの論文紹介を行っている高遠さんによる、Twitterでの情報発信に関する考察です。高遠さんご自身の発信だけでなく、複数のTwitterアカウントでの発信を取り上げ、分析されています。

「情報の速報性」「情報の詳細性」に着目してツイートを見てみると、いくつかの傾向が見えてきます。詳しくは会場にて!

◎北白川かかぽさん・KIWAMUさんのテーマ

「VTuberによる学術トークイベントの分析 参加者のセグメンテーションとVTuberの効果」

こちらでは、北白川さんのYouTubeチャンネルでの名物企画「あなたの専門、素人の私に教えてください!」の視聴者を対象にしたアンケートを行っています。アンケートの呼びかけはtwitter及びYouTube配信でも行われ、50件の回答を得ることができました。

視聴者の方々のアンケートから、どんなことが見えてくるのでしょうか?私も楽しみです!

◎佐伯のテーマ

「YouTubeにおけるサイエンスコミュニケーションの事例紹介 正しさと楽しさの両立を目指して」

そして最後は私のテーマです。YouTubeで科学を発信する際、多くの方に届けるためには「楽しさ」が重要です。一方で、楽しさを追い求めるあまり、科学的に不正確な情報を発信してしまっている例も散見されます。

「正しさ」と「楽しさ」を両立することは可能なのでしょうか。今回は主に、私が制作しているYouTube科学番組「らぶラボきゅ〜」における試行錯誤について発表します。とはいえ、私は番組を初めて1年少々の新参者です。そこで、生き物系をメインに扱う人気YouTubeチャンネル「へんないきものチャンネル」の投稿主、ろうさんからも科学を発信する上での工夫について伺いました。

へんないきものチャンネルでは、面白い生き物、すごい生き物などの紹介の他「研究の意義 -なぜ私達は研究をするのか-」といった、研究者が是非社会に知ってほしい!と思うような内容も取り上げられています(この動画には私も出演いたしました)。

大先輩の知恵もお借りして、また、当日の発表で皆様とも様々な議論をさせていただきながら、正しさと楽しさの両立というテーマについて考えを深めていきたいと思います。

当日の発表と言えば、このチームは私以外は発表者の皆さんがVTuberですので、会場に行くことができません。よってこのような形に。

画面を通してVTuberとも直接お話しすることができます!

※画像はイメージです。発表者のKIWAMUさんは人間の姿で会場参加されます

SNSを使ったサイエンスコミュニケーションは、研究者やサイエンスコミュニケーターだけでなく、あらゆる立場の人々が共に考え、議論し、研究すべきテーマです。皆さんもぜひ、当日は熱い議論に参加してみませんか!?

それでは、6月18日、19日のポスター発表でお会いしましょう!!

【発表日時】

・6月19日(日)9:00-10:30 佐伯・北白川・高遠・KIWAMU

【自由討論】

・6月18日(土)11:00-12:30 KIWANU・高遠      

・6月19日(日)14:10-15:30 佐伯・北白川

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